旅の日記です 4
私は駅員に事情を話して、「利尻」に連絡が取れないかどうか尋ねました。
列車はもうすぐ砂川に着きます。
砂川の駅に連絡すれば何とかなると思いました。
座っていた席もはっきりわかっているし、乗客も少なく、まだみんな寝ていました。
財布は絶対に椅子の上にあると思いました。
名状しがたい数分間でした。
見つからないのでしょうか。
そんなはずはない。
確かに列車内にあるはずだ。
誰か不届き者がネコババを決め込んでいるのであろうか。
それとも親切な人が見つけて、札幌駅で届けようとして保管しているのか。
そして考えは恐ろしいところへ続いていきます。